バイクショップ開業に必要な資格

整備に必要な資格

バイクショップ開業に資格は必要?
結論からお伝えするとバイクショップを開業するだけならば特に資格は必要ありません。
整備するなら整備士、中古バイクを取り扱うなら古物商という感じで仕事内容によって必要な資格が増えていきます。
よって、自分でバイクショップを開業・経営するならこの2つの資格は持っておいたほうがいいでしょう。

バイク整備士

バイクのメンテナンスに自分でするものと法律にもあるので、基本的には必要ありません。
整備士の資格はバイクを整備・メンテナンスするための資格というよりは整備を事業にする際、必要な資格となります。
自宅で料理を他人に振る舞う行為に資格はいりませんが、飲食店を営業する場合に許認可が必要になるという感じです。
バイク整備士は正確には二輪自動車整備士という国家資格です。
1級から3級まであり、初歩の3級でも1年以上の実務経験か整備士養成学校を卒業しないと受験資格が得られません。
資格によってできることの幅が異なり、整備を仕事とするなら必須な資格といえます。
3級だとステアリングやブレーキなどの基本的な整備はできますが、大がかりな分解整備や分解修理はできません。
2級になると整備全般を単独で行えます。3級ではできない分解整備・分解修理も可能です。
1級は高度な整備を行える最上位の資格ですが、試験は実施されたことがありません。
そのため、整備を仕事とするなら2級二輪整備士を目指したいところです。

古物商許可証

古物商許可証は中古品を売買するための許可証で、警察署を経由して各都道府県の公安委員会に対し申請しなければなりません。
古物商許可証がないまま、中古バイクを売買すると無許可営業として3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる恐れがあります。
さらに罰則を受けると5年間は古物商許可を取れなくなります。
昨今のバイクショップで中古品を扱わずに商売することは難しいので、バイクショップを始めるなら取得しておきましょう。