コロナ禍で需要が伸びるバイク
コロナ禍で需要拡大
現在、世界のバイクの中心は東南アジアやインドといわれています。
各バイクメーカーではそれらの国々に工場を作り、シェアを獲得している一方、日本国内では年々減少傾向でした。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大によって、密にならない乗り物としてバイクが再注目されます。
バイク免許を取得する人は減少していましたが増加傾向にあり、男性だけではなく女性も教習所に通う姿が見られるほど。
需要拡大によってバイクの価格が高騰
世界的な半導体不足に加え、コロナ禍によってコンテナ不足でバイク本体や部品を輸入できないため、新車が数ヶ月待ちと買えないのが現状です。
中古車も高騰しており、新車と価格の変わらないバイクもでてくるほど。
メーカーとしても商機を逃しかねないだけではなく、正規ディーラーとしても売れているのにモノがないという苦しい状況です。
異常な高騰をみせる旧車
いま異常な高騰をみせているのが生産を終了している旧車と呼ばれるバイク。2、3年前に比べ倍以上に値上がりしています。
新型コロナウイルスによって需要が高まっているところに旧車ブームがきたというのがあるようです。
そのため、今買っておけば、しばらくしたらもっと高くなるかもしれないと投資目的で購入する人もでてきました。
スピードを求めるのではなく、乗っているだけでも楽しいというライダーが増えたことで、バイクブームともいえるでしょう。
バイク需要が増している状況で、人気車はプレミア価格がつきがちです。カワサキZ900RSは現行カラーのタイガーイエローにもプレミア価格がつき始めています。
こうなるとユーザーは高価価格で買い物することになり、メーカーやディーラーも商機を逃すことになります。
中古車市場も健全とはいえず、バイクは高いモノとしてネガティブなイメージを与えかねません。
この価格高騰が一過性のものとして、すべてのライダーが楽しく愛車選びができる日が来ることを祈っています。